そもそも資産運用とは


資産運用とは、自分の持っている資産を預貯金や投資など様々な方法で効率的に増やすことをいいます。
身近なものとしては金利で増やす銀行預金も資産運用のひとつです。

資産運用の必要性

なぜ資産運用をしなければいけないかというと、現金をそのまま持っている場合でも目減りしていく可能性があるからです。
政府や日本銀行は2%の物価上昇を目指していますが、仮に物価が上昇すれば相対的に現金の価値が下がります。
そのため、物価上昇率分は資産を増やす必要があるのです。

資産運用のメリット

資産を大きく増やせることが最大のメリットです。計画的に資産運用することで複利効果を活用できれば資産を倍増することもできます。

資産運用のデメリット

資産運用をすることで損失が出る可能性があります。順調に運用できていても、一気に市場が暴落するリスクがありえます。
資産運用しなければ損失はでないので、これが資産運用のデメリットとなります。
預貯金の場合でも補償されるのは1,000万円までなので絶対に安心ということはありません。

リスクヘッジについて

資産運用のデメリットを回避するには、分散した投資が重要になります。
資産運用をすべて株式にした場合、市場が大暴落すると大損しますが、預貯金や債券、不動産など分散投資ができていれば株式で損しても他の投資でカバーできます。

目的に合わせた資金の分け方

いつでも使えるお金、将来のためにとっておきたいお金、運用して増やしたいお金というようにいろいろな用途があります。
資産運用の第一歩は、今持っている資産を目的に応じて分けることです。

いつでも使えるお金

生活に必要なお金や、急な出費でいつでも引き出せるお金を流動性資金といいます。

しっかり貯めるお金

住宅の購入や増改築資金、子どもの教育資金など将来のために安定的に管理したいお金を安定性資金といいます。

運用して増やしたいお金

今使う予定のない資産で、運用して将来のためにある程度リスクがあっても増やしたいお金を収益性資金といいます。