資産運用の用語


元本とは

資産運用のために金融商品の購入や投資に充てた資金の額のことです。
元本保証とは銀行預金のように運用期間中、元本が減らないことを保証しています。
ただし、外貨預金のように外国為替市場の変動で、円にすると元本割れがあり得ます。
一般的に元本保証されている金融商品はリスクは低いですが、リターンも少なくなります。
一方、元本割れの可能性のある金融商品は収益性が高くなるので、金融商品を購入する場合は事前の確認が重要です。

単利と複利

単利とは元本のみに利息がつくものをいい、複利は元本とその元本のもとにつく利息の両方に、新たに利息がつくことをいいます。
単利の場合、仮に10%の金利で100万円を預けた場合、利息はずっと同じ額(10万円)となりますが、
複利の場合は利息も元本に含まれるので、1年目は110万円、2年目は121万円と結果的に大きな違いが生まれます。
投資を行う場合は複利運用を考慮しましょう。

リターンとリスク

リターンとは資産運用で得られる成果で収益のことです。
一方、リスクは危険という意味で使われますが、資産運用で使われるリスクとはリターンの揺れ幅を指します。
リスクには様々なリスクがあります。

価格変動リスク

金融商品の値動きによるリスクのことです。金融商品は景気や企業の業績、為替相場などの要因によって日々変動します。
価格変動によりリターンが得られず損失を追うことがあります。

金利変動リスク

金利と債券価格によるリスクです。金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格が上がります。

為替変動リスク

為替相場の変動により、外貨建ての金融商品の価値が変動するリスクです。
円高の状況で円で受け取った場合、価値が下がり、損失となる場合があります。円安だとその逆です。

信用リスク

元本や利子が予定通り支払われないリスクです。株式投資や債券を発行している企業・団体の経営状況が悪化すると価値が値下がりします。