FX


FXとは

「Foreign Exchange」の略称です。元々は「外国為替取引」という意味でしたが、現在では「外国為替証拠金取引」をさす言葉として使われています。
FXは取引の一部に相当する証拠金を預け、外貨を売買してその差益を得ること狙った取引です。
例としてアメリカでお金を使う場合、ドルに交換しなければなりません。
円とドルを交換するとき、1ドルいくらかをチェックしますが、これを為替レートといいます。
テレビや新聞で「1ドル=130円」といいますが、これは1ドルの価値が130円と同じであるという意味です。
この為替レートは日々変化しており、仮に1ドル120円で両替したとします。その後、1ドル130円に変化しました。
すると、120円で買ったドルが10円高い130円で売ることができ、10円の利益が得られます。
FXではこの為替レートの変動を見越して、外貨を売買してその差益を狙います。

FXのメリット

FX最大の魅力「レバレッジ」

FXにはレバレッジにより少額で大きな金額の取引が可能です。
たとえば1ドル100円の時に1,000ドル買おうとすると10万円必要ですが、FX取引では25分の1から取引ができます。
つまり1、000ドルを購入するのに4,000円から取引できるというわけです。
1,000ドルが4,000円で購入できるということは、為替差益が発生するとその分収益が大きくなります。

24時間取引可能

FXは土日、メンテナンス期間を除き24時間取引が可能です。
取引できる市場はアメリカ、イギリスなど世界中にあります。日本が夜中でもアメリカやイギリスは取引している時間帯です。
そのため昼間仕事でも夜の空き時間で取引できます。

FXのデメリット

相場の急変動によって多額の損失を受けるリスクがある

2008年に起きたリーマンショックでは株価や為替相場に大きな影響をもたらしました。
世界を揺るがすようなニュースや災害があると為替の相場は急変動します。それによって大きな損失を受けてしまうことは頭に入れておかなければなりません。
日本円でも政治や経済に大きな動きがあると急変動するリスクが高まります。
また、アメリカが毎月第1金曜日に発表する雇用統計も相場が大きく動く指標として知られています。

預け入れた金額以上の損失を受けることがある

FXでは預け入れた金額が0円になっても、そこで取引は終わりません。瞬間的に大きな相場変動が起こると、預け入れた証拠金以上の損失となり、追加で証拠金が必要となる場合があります。
こうした事態にならないようロスカット制度という仕組みを整えていますが、それでも短時間の急変動が起こるとロスカットが間に合わないケースもあります。
※ロスカット制度とは・・・一定の損失が発生するとFX会社によって強制的に決済される仕組みです。ロスカットがあると決済において損失は確定しますが、最低限の資金は温存されます。