iDeCo


iDeCo(イデコ)とは

iDeCoは、個人型確定拠出年金という制度で、自分で決めた掛金で積み立てながら、運用商品を運用し、60歳以降に年金や一時金として受け取れる制度です。運用の成果によって将来受け取れる金額は変化します。
掛金額は月額5,000円以上、1,000円単位で設定します。
公的年金にプラスしてiDeCoを利用することで、将来的に受け取れる年金額を増やすことが可能です。
iDeCoは、これまで自営業者に限られていましたが、2017年からは公務員や主婦など多くの人が加入できるようになりました。

iDeCoのメリット

3つのメリットがあります。
1つ目は掛金が全額所得税控除となるため、住民税と所得税の節税になること。
2つ目は元本確保型商品や投資信託の運用益に対する20.315%が非課税になること。
3つ目は受け取り時に「退職所得控除」「公的年金等控除」の対象になります。
運用資産は一時金、年金、一時金と年金の両方で受け取れますが、一時金は退職所得控除、年金の場合は公的年金等控除が受けられます。

iDeCoのデメリット

iDeCoは60歳まで原則引き出すことができません。また、手数料がかかります。
手数料は加入時にかかり、加入後は毎月口座管理手数料が発生します。口座管理手数料は運用機関によって異なるため、手数料を抑える機関を選択するのがポイントです。

運用商品の種類

iDeCoには元本確保型と元本変動型の2種類があります。
元本確保型とは積み立てた元本が保証されるタイプで、定期預金や保険になります。
元本割れしないメリットはありますが、金利が低いため年金資産を増やしにくいデメリットも。
元本変動型は積み立てた元本が運用によって変動するタイプです。投資信託がこれにあたりますが、運用成績によって資産が増えたり、減ったりします。

金融機関の選び方

iDeCoの口座は1人につき1口座のみなので、金融機関選びが重要になります。
選び方としては口座管理手数料や運用商品のラインナップ、サポートなどで比較するといいでしょう。